こんにちは！新宿不動産売却エージェント<株式会社ベストパートナー>です。

皆様は不動産を売却しようかな？と考えた時に不動産会社に依頼しますよね？
その時に注意しなければいけないのが「物件の囲い込み」です。
囲い込みというのは「売却依頼を受けた物件を不動産会社が他の不動産会社に紹介しないこと」を言います。
囲い込みをされると売却時期の遅れや値下げも起こりやすくなってしまうので注意が必要です。

◆不動産会社はなぜ囲い込みをするのか？

不動産会社の利益は仲介手数料で、この仲介手数料は「両手」「片手」があります。
「両手」は不動産会社が売主・買主両者から仲介手数料を頂くことです。売主・買主の仲介を一社のみで行い契約した場合に両者より仲介手数料を頂くことが出来ます。
「片手」は売主を仲介した不動産会社と、買主を仲介した不動産会社が別々の場合、担当したお客様より仲介手数料を頂くことになっています。

そのため、囲い込みをして他社を拒絶し、自社だけで契約を成立させる両手仲介を行い、売主・買主両方から仲介手数料を取ろうとする悪質な不動産会社が存在するのです。
※一社のみで仲介を成立させることは悪質ではありません。囲い込みをして、他社に情報を出さない事が悪質という意味です。

このような不動産会社は、「買いたいお客様がいます」「物件を見学したいお客様がいます」と他の不動産会社より連絡を受けても「現在商談中です」「契約予定です」などと嘘をついて他の不動産会社には紹介させないようにします。また、不動産流通機構（レインズ）の情報ではステータスを「申し込みあり」として、そもそもの問い合わせすら拒否する不動産会社もあります。酷い時は1ヶ月以上申し込みありの状態になっている物件をよく見かけます。
他社が買主を見つけてしまったら、仲介手数料は売主からだけになりますので、両手にはならないからです。

そうなると、本当は買いたいお客様だったかもしれないのにチャンスを逃してしまい、早期売却ができないだけでなく、なかなか買い手が見つからず販売価格を下げることになれば、大変な損失にも繋がってしまいます。

仲介手数料は販売価格に比例するので、販売価格が下がるのは不動産会社にとっても損するのでは？と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、5000万円で販売している物件が、他社の協力もあり5000万円のまま売却出来た場合と、値下げをして4500万円になったが一社のみで売却した場合の計算を行ってみます。

＜シミュレーション＞
片手の場合　　5000万円×3％+6万円＝156万円（税抜）
両手の場合　　4500万円×3％+6万円＝141万円×2倍＝282万円（税抜）
両手の場合　　2500万円×3％+6万円＝81万円×2倍＝162万円（税抜）

いかがですか？1円でも高く売りたい売主は500万円という大幅な値下げを行ったにもかかわらず、不動産会社は逆に利益が大きくなっています。実は不動産会社は両手になりさえすれば売買価格は半額になっても良い計算になるのです。

このような囲い込みを防ぐためには、売主様の立場に立ち誠実な対応をしてくれる不動産会社を選ぶことが最も重要になってます。会社の知名度よりも実績や経験が豊富で査定価格の根拠はもちろんのこと、担当する営業マンが良い点も悪い点もきちんと説明してくれるかがポイントになるのではないかと思います。

弊社ではお客様を第一に考える事はもちろん、正しい情報開示を行い適正価格での早期成約を目指しております。
不動産売却について不安や疑問、お悩みなどはどんなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
現在、依頼されている不動産会社の対応に不安や不信感のある方のセカンドオピニオンも承ります。